日本代表、W杯はすでに大成功!
7月3日に決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦することが決まったサッカー日本代表。
グループリーグ第3戦のポーランド戦の内容が大きな物議を呼んでいますよね。
各国のメディアが賛否の入り混じった論評を伝えていますし、サッカーファンを公言する芸能人が自分の意見を言って叩かれたり、情報番組では西野監督の采配を必死にフォローしている解説者の姿もよく見ます。
あのラスト10分くらいの戦い方はどういう選択をしてもリスクは付いてきます。
①同点ゴールを狙いに行く→カウンターで失点したら終わり
②現状維持で他力本願 →セネガルが同点に追いたら終わり
①より②を選択したということは、あのときの現状を踏まえ、西野監督が色々な可能性を確率的に計算して決断したのでしょう。
現状:フェアプレイポイントという極めて微小な差でグループ2位をキープしている
目標:決勝トーナメント進出
・日本が同点ゴールを奪える可能性
・ポーランドに2点目を取られる可能性
・セネガルがコロンビアに追いつく可能性
あの時点で正解は誰にもわからないわけですし、決定権は西野監督にしかないわけです。
しかしほんと、よく決断したな・・・
CEOには決断力が求められるとかよく本に書いてあるけど、そんなのよりよっぽどリアルに感じました。
どれだけ批判されようがこの決断はサイコーにかっこいいと思います。
そしてその決断をしっかり実行できる選手たち。
個々のレベルはともかく、チームとしては本当によくまとまっているのだなと感じました。
でも冷静に振り替えってみると、2か月前はそれこそ注目すらされていなかった代表チームですよね。「今回のW杯は3連敗です、勝ち点1でも取れれば御の字ですね」そんなことを言ってる人がほとんどだったはず。
個人的にも今回は日本戦は見なくていいやと思っていただけに、期待値ゼロの代表チームが必死に頑張って(アウトサイダーなりに必死に知恵を絞って)得たグループリーグ2位通過をいう結果なのですから、その部分は全力で褒めるべきだと思います。
それにしても今回のW杯は日本代表にとってすでに大きな収穫になったのではないでしょうか?
「決勝トーナメント行きの切符」を手に入れたばかりか、今後日本サッカー界において長く語り継がれていくであろう大きなエピソードを手にすることにも成功したのですから。